再生可能エネルギーなど
多様なエネルギー資源の活用を。

ほくでん

水力部
再生可能エネルギー推進グループ

金 ジフン

大学卒業[電気・電子系]
2018年入社

入社動機

私は、クリーンなエネルギーを作り、人々に供給することで、多くの人の生活を豊かにしたいという思いを軸に、就職活動を行っていました。
学生時代から、持続可能な社会に向けた再生可能エネルギーに関する取り組みについて興味があり、就職活動に伴って企業研究を進めた結果、北海道は再生可能エネルギー資源のポテンシャルがとても高い地域であることがわかりました。これを踏まえ、北海道で多様なエネルギーをつくり、おくり、届けることで、多くの人々の生活を支え、地域社会へ貢献する仕事ができる当社を志望しました。

所属部門と仕事内容

水力部門は水を運用することで、エネルギーを作っています。その設備である、水力発電所を安全・確実に動かすために、日々メンテナンスを行うことが水力部門の主要業務となります。
私が所属している再生可能エネルギー推進グループは、老朽化した北海道内の水力発電所を更新する工事の計画・設計や、海外(メキシコ)における太陽光発電の技術サポート、次世代の主力電源として有望といわれている洋上風力発電の検討を行っています。
発電所の更新工事では、様々な工事にかかる技術検討をしながら、機器の仕様に合わせた据付が必要になるほか、工事後長期にわたって安全運転を可能とするため、一定の有効落差における水車効率なども検討しています。
また、海外での太陽光発電事業については、技術部門における発生電力量の管理や障害発生時の原因追及および今後の対策を関係部門および関連会社と協力しながら検討しています。

仕事のやりがいや面白さ、今後の目標

私は海外で当社が保有している太陽光発電における技術検討業務を担当しています。
現在は新型コロナウイルスの影響で、直接現地に足を運ぶことが難しいため、当社独自で開発した装置で北海道からメキシコの状況を遠隔監視するほか、現地の保守・管理チームが作る週刊、月刊レポートを見て、当月の発生電力量や特記事項を確認しています。
技術検討の一例としては、発電所で故障が起きた際の原因分析や故障による損失電力量を算出する業務があります。これは遠隔監視装置で行うだけでなく、現地の保守担当会社が作成した、英文レポートを確認して行っています。
また、日射量や発電電力量、発電効率などを確認し、発生電力量の増減を分析することで、発生電力量を向上させる業務もあります。
遠隔監視装置により、故障個所を早期に感知したときには大きなやりがいを感じます。太陽光発電については先輩からの指導のもと、各資料を調べる中にも日々学ぶものがたくさんあります。今後はプロジェクトを主担当で進められる人材となることを目指しています。

思い出に残っているエピソード

初めて担当した工事が一番思い出に残っています。
水力発電所は水の位置エネルギーを利用し、水車を回して発電していますが、位置エネルギーとして使った後の水は河川などに放流しています。発電所によっては使う水量が多いため、発電所の下流側に流す水量を調整しながら放流する必要があります。放流すると発電所の下流で河川水が増えるため、河川で釣りをしている人や河川付近にいる人に音声で注意喚起をする安全対策を設備に組み込み、人々の安全を保っています。
私の最初の工事はその注意喚起のための音声設備を電気的につなぐための通信線を移設する工事でした。まず、通信回路、電源回路を検討しながら、工事会社の作業員の方が感電せず、安全に作業できるように電源を遮断します。また、通信線は電柱の上に架かっているため、現地調査をしながら高所作業における安全対策の検討をします。さらに、工事会社と工事のスケジュールを調整することも業務のひとつです。
工事当日、緊張して朝4時に起きてしまったことを今でもよく覚えています。安全管理や工事が計画通り進んでいることを確認しながら業務を進めました。予定通り無事に工事が終了したときには、事故なく工事が終わったことによる安心感とともに、大きな達成感を得られました。指導していただいた上司、先輩方には感謝しています。

キャリアパス

入社~3年目

旭川水力センター発電課

発電所の保守業務を担当。旭川水力センター管轄の水力発電所における巡視・点検業務に携わりました。水力発電所は水車、発電機、補機といった様々な設備があり、その設備の通常運転を把握したうえ、人の五感により異常兆候を感知します。業務を正しく遂行するためには設備の諸元や動作特性を理解する必要があり、日々の学びは自己成長につながります。
3年目~

水力部再生可能エネルギー推進グループ

現在の業務に従事。

一日のスケジュール(例)

8:40

始業

メールと本日の予定を確認し、仕事の優先順位と時間配分を決めます。
9:00

グループ会議

グループ全員が集まり、業務の進捗状況および予定を報告します。
11:00

資料作成

太陽光発電所の発生電力量の取りまとめ作業をします。障害報告がある場合は、原因を探り、対策を考案します。
12:00

ランチ

先輩と会社周辺に出かけ、おすすめの食堂でおいしいランチを食べます。
13:00

社外ミーティング

Webミーティング形式で、社外の方と業務の進捗状況や課題を共有します。
15:00

他部門との打合せ

作成中の資料について他部門と共同で検討する必要があるため、関係する部門とディスカッションをして今後の方向性を確認します。
17:20

終業(必要に応じて残業)

早く仕事が終わった日は、先輩とご飯に行ったりします。

オフタイム・休日の過ごし方

休日は同期や先輩とスキー場に行き、スノーボードやスキーを楽しんでいます。スノーボードは北海道に来てから本格的に始めました。道具を一つずつ揃えることも楽しく、上級者コースを完走できた時には達成感があります。スロープスタイルにも挑戦するなど、楽しい時間を過ごしています。
また、キャンプも企画し、支笏湖などの道内の有名なキャンプ場にも行きました。水力部内で仲の良い先輩や同期が北海道各地から集まり、おいしい料理を作って食べたり、普段はできない話をしたりしたことは、どれも良い思い出です。

※掲載している内容は取材時点のものであり、所属・組織名が現在の名称と異なる場合があります。