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TALK SESSION 私たちの生き方・働き方 WOMEN’S TALK

「ほくでん」のさまざまな部署で活躍する女性たちは、どのように仕事に取り組み、プライベートを楽しんでいるのでしょう?
自らの成長を目指しながら、ワークライフバランスを保って充実した日々を送る。
輝き続ける彼女たちが、仕事や会社の魅力、生き方への思いを語り合いました。

  • 植松 史帆

    植松 史帆

  • 永瀬 真由美

    永瀬 真由花

  • 大橋 美波

    大橋 美波

  • 吉住 佳子

    吉住 佳子

  • 2017年入社
    北海道電力/泊発電所 防災・安全対策室
    技術系(量子エネルギー工学専攻)

    泊発電所にて原子力防災対策・原子炉施設の安全性向上に関する業務の統括などに従事。大学時代までは東北在住。社員の雰囲気や働く場所の立地の良さを重視し、Iターン就職を決意。2021年に結婚し、夫との温泉巡りを楽しんでいる。

  • 2011年入社
    北海道電力/総務部企業行動室法務グループ
    事務系(法学部)

    函館支店・八雲営業所にて電気の契約受付や電気料金収受などのお客さま対応を経験した後、2015年より現在の総務部企業行動室法務グループに所属。大学4年間は東京で過ごしたが、北海道の魅力を再認識し、Uターン就職。2017年と2020年には産休・育休を取得し、現在2人の男児の育児に奮闘中。

  • 2013年入社
    北海道電力ネットワーク/業務部託送サービスセンター 統括グループ
    事務系(法学部)

    小樽支店岩内営業所・札幌支店にて電設異動受付等お客さま対応を経験した後、2019年より業務部託送サービスセンターに所属し、現在はセンター内の実務運用を約款に基づき、検討する業務に従事。大学4年間は東京で過ごしたが、満員電車に辟易しUターン就職を決意。2019年に産休・育休を取得し、現在は仕事終わりに公園で娘と遊んで帰るのが日課となっている。

  • 2022年入社
    北海道電力/土木部建築エンジニアリンググループ
    技術系(空間システム専攻)

    社有建物のエネルギーマネジメントや建築設備のICT、IoTを活用した維持管理技術の高度化および効率化検討などの業務に従事。日々の業務に邁進するだけでなく、目標の一級建築士資格取得に向け勉強に励む毎日。出身も大学も北海道の生粋の道産子であり、休日は地元の友達とのお出かけなどを楽しんでいる。

入社した理由、
きっかけを教えてください!

植松:大学で原子力の分野を専攻し、インフラ関係に興味があったため、就活では電力会社を志望しました。私は地元が道外なので、他の電力会社も検討しましたが、社員の雰囲気や、原子力発電所と本社の距離感、働く場所の立地の良さなどから当社を選びました。

吉住:Iターン就職ですか!すごい!

永瀬:私の地元は北海道ですが、大学4年間を東京で過ごし、その間に北海道の良さもわかり、卒業後は地元に帰りたいと思っていました。道内の企業をいくつか受けましたが、当社では採用担当の方やそれ以外の部署の方と話す機会があって、皆さんすごくいい人で「私と合ってるかも!」という方がすごく多かったんですね。面接も順調に進んで最初に内定をいただけたので、これは縁だなと思って決めました。

永瀬:大橋さんも確か大学は道外でしたよね?

大橋:はい。私も大学で東京に出て、すごく楽しかったんですけど、満員電車に揺られて就活するのが辛くて、北海道に帰りたいと思うようになりました。で、当社のインターンシップに参加して社員の方々に接したのですが、皆さんいい人たちばかりで一緒に働きたいなという気持ちになりましたね。採用面接でも自然体で話をすることができ、やはり自分に合っている会社だな、と思い入社を決めました。

永瀬:どこで働くか、どんな人たちと働くかはやっぱりすごく大事ですよね。

吉住:大学は工学部で建築を学びましたが、就活の際にさまざまな企業を調べると、多くは「設計なら設計」というように一つの分野に注力しているイメージがあったんですね。しかし、当社の場合は設計もできるし、研究的なこともできるし、さまざまな分野に携われることが大きな決め手になりました。北海道に残りたいという思いもあり、どっちも叶えてくれるのは当社かなと思い決めました。

質疑応答写真1

現在担当している仕事内容は?
やりがいや面白さを感じるところは?

植松:今は泊発電所に勤めており、2011年に福島で起こったような事故がどれくらいの確率、頻度で起こるかを定量的に評価する「リスク評価」という仕事に携わっています。その評価をするためには、発電所の設備や運転員の作業について幅広く知る必要があり、発電所の運用に総合的に携わるやりがいのある業務だと思っています。

永瀬:携わっているのは、いわゆる「法務」の仕事です。具体的には、社内各部署への法的アドバイス、契約書の審査、株主総会の準備・当日の事務などを担当しています。

吉住:社内との関わりも多いんですね。法務ってなかなかイメージがわかなくて。

永瀬:そうですね。たとえば、当社は現在カーボンニュートラルの実現や収益拡大に向けた取り組みなど、さまざまなプロジェクトを進めていますが、関係者と契約内容を交渉する際やトラブルが発生してしまったときには、担当の部署に対して法的側面やリスク低減の側面からアドバイスを行います。これまではプロジェクトに直接的に関わることは少なかったのですが、法的支援の実効性をあげるため、最近はオブザーバー的な感じですがプロジェクトに参加する機会を増やしています。決して前面に立つ訳ではないですが、当社の事業を下支えし、幅広く貢献できる仕事だと思っています。

大橋:私が所属している託送サービスセンターは、小売電気事業者との対応窓口になっています。電力業界の制度がいろいろと変わっていく中で、センター内での業務運用の変更点などを約款に基づき検討・調整したりする仕事に携わっています。また、その中で約款が変更になったり新しいシステムが運用開始になる際は、小売電気事業者への周知なども行っています。この業務は、国の規模で検討している制度の変更について大局的な視野で見ることができ、非常に面白さを感じています。

吉住:現在担当しているのは、主に建築の空調設備・エネルギーに関する業務です。たとえば、1日の空調運転にどれだけのエネルギーが使われているのかを調べ、各事業所に対してサポート・調整するような仕事です。まだまだ知らないことばかりで学ぶことが多い毎日ですが、訪問した事業所の担当者さまが一生懸命に報告を聞いてくださり、「ありがとう」の一言を言っていただけたときにはとてもうれしく感じました。

質疑応答写真2

入社前に感じていた不安は?
それをどのように捉え、解消しましたか?

植松:社員の方の雰囲気に惹かれて入社を決めましたが、職場の雰囲気については全然イメージを持てなくて、実際はどうなんだろうと心配はありました。実際に仕事をしてみると、想像通りで入社前とのギャップはなく、真面目な方が多く、活気のある職場で働きやすいと思いました。
女性社員が少ない職場ですが、先輩や上司の方々が気を使って話しかけてくれたり、そういう雰囲気作りもうれしかったですね。

永瀬:内定をいただいたときは、電力会社の仕事や電力業界について全然知識がなく、正直、仕事内容の具体的なイメージを持っていませんでした。しかし、入社してみると、職場に配属される前に充実した研修を受けられ、先輩方から仕事や会社について学ぶうちに、「私は一体何をするの?」みたいな不安はすぐになくなりました。入社時の配属先でも、部署を変わったときにも、先輩方は丁寧に仕事を教えてくれましたし、仕事の進め方について今でも悩むことはありますが、「必ず周りがサポートしてくれる」という安心感をもって仕事ができています。

大橋:入社して担当になった、料金関係の業務に携わっていたのが、その年度では新入社員は私ともう1人しかおらず、電気料金の請求などの対応を担当しましたが、他の部署の同期社員と知識や経験で差がつくのではという不安がありました。

永瀬:うちの会社って事務系でも専門用語が多く、一つの仕事しかやってなかったら、なかなか知る機会がないので不安ですよね。

大橋:そうなんです。でも、技術系の方も電気の知識を教えてくれたり、ジョブローテーションで異動するたびに新しい知識や業務経験を積むことができ、当初抱えていた不安は解消されていきました。

吉住:私の場合は、「そもそも私に仕事が務まるんだろうか?一体何から学べばいいんだろう?」と漠然とした不安を抱えていましたが、実際に入社してみると、先輩方がやさしく教えてくださり、不安はなくなり今は楽しく過ごしています。

質疑応答写真3

結婚・出産・育児といったライフイベントや、
プライベートと仕事を両立する上で
サポートを受けた経験は?

植松:私は結婚したばかりで、まだ直接的なサポートを受けていませんが、新型コロナウイルス感染拡大により結婚休暇の制度が変わって、休暇を取る期間の縛りがなくなったんですね。そのような柔軟な会社の対応がとてもいいなと思いました。コロナ禍でまだ新婚旅行に行っていませんが、終息したら休暇を取って行こうと主人と話しています。

吉住:新婚旅行、海外とか行かれました?

大橋:私はハワイ。

永瀬:私はイタリア。

植松:近場の温泉でいいかなあなんて話しているんですけど(笑)…海外にします!

永瀬:結婚・出産・育児といったそれぞれのステージで会社が用意している制度は、どれも十分で充実しているなと思います。妊娠中は、体調が優れないタイミングや病院の受診で仕事を休むこともありましたが、職場の皆さんがとても気にかけてくれ、仕事の量を調整してくれました。

大橋:制度以外の部分でも職場のそうした雰囲気はありがたいですよね。私も体調不良により育休予定だった日より前倒しで休暇に入ることになりましたが、業務の引継ぎなどについて上司や同僚の皆さんに快く相談に乗っていただきました。異動して早々に育休・産休に入ることになり申し訳ない気持ちでしたが、サポートしていただけたおかげで無事に出産することができました。現在はフレキシブル勤務で、16:00〜16:30頃に退社しますが、周りの方が「まだ帰らなくて大丈夫?」と聞いてくれて、とてもいい環境だなと感じています。

永瀬:育児をしていると、子どもの急な発熱などで予定外に休むことがありますが、そのような状況を職場の皆さんが理解してくれていて、仕事を代わってやってくれたり、休みやすい雰囲気を作ってくれたり、私は本当に恵まれているなと感じます。また、出産や子育てに関わる会社の制度がまとめられた「仕事と育児の両立支援ハンドブック」も役に立ち、妊娠・出産・育児を経験された先輩たちにもたくさんアドバイスをもらいました。

吉住:私は独身なので、そうしたライフイベントのサポートを受けた経験はありませんが、皆さんのお話を聞いてすごく安心しました!

質疑応答写真4

ワークライフバランスを意識した
働き方について、
会社の取組みや職場の雰囲気は?

植松:結婚や出産、育児などについて、上司や同僚の方々が「何か困ったことがあったら言ってね」と聞いてくれる職場の雰囲気がありますね。また、周りには育児休暇を取得した男性社員もいて、男性・女性に関わらず仕事とプライベートを両立する考え方が浸透していて、ワークライフバランスについての考え方がしっかりしている会社だなと思います。

永瀬:結婚する前、独身の生活を謳歌している頃から、仕事もプライベートも充実している社員が多いなと思っていました。仕事は時間内に終わらせて、その後は自分の好きなことをやろうみたいな感じで。仕事は仕事、休みは休みで一生懸命に楽しむ、そういう会社なんだなと思います。新入社員のとき大橋さんの旦那さんと同じ職場で、みんなでスノボに行ったこともありました。

一同:(笑)

大橋:帰宅時間が近くなると周りの方が残っている仕事がないか声をかけてくれたり,子どもの体調不良で急に仕事を休むことになっても快く仕事を引き受けてくれる。もちろん仕事も大事だけど、子どものことを大事にしたい人もいるし、介護が必要なご家族がいる方もいると思うんですけど、さまざまな状況の人たちに対してもやさしい会社だなと思います。

吉住:「有給休暇ってどうやって取ったらいいんだろう?」と思っていましたが、上司から「好きな時に使ったらいいんだよ」と言われ、グループの方のスケジュールを見ると、平日の好きなときに休暇を取っていたんですね。それを見て安心というか、自分もこういう風に休んでいいんだとわかり、仕事がちょっと落ち着いたら、長めに休んで思い切り家でダラダラしようかなと思っています。

吉住:みなさん、休暇ってどう使っていますか?

植松:たとえば、来月はきっとキツイだろうから、今月の内に休暇を取っちゃおうって…ただ布団の中にいてどこに行くわけでもなくという感じで。職場の人たちも結構自由に取っていますね。あと連休と連休の間の平日に取って長い連休にすると、旅行などにも行きやすくておすすめです。

質疑応答写真5

これから仕事でチャレンジしたいことは?
ご自身の将来像は?

植松:現在の担当業務の専門として認められる存在になりたいですし、とにかく仕事とプライベートを両立していきたいと思います。
技術系はそもそも女性社員が少なく、仕事と子育てを両立しているようなロールモデルも少なくなってしまうのですが、仕事もプライベートも充実させて、私自身がその良きロールモデルとなれるように頑張りたいと思っています。

永瀬:育休を挟んで、通算5年ほど法務の仕事を続けていますが、別の視点から会社を見てみたいという気持ちが生まれてきたので、異なる部門でも経験を積めたらいいなと考え始めました。将来像については、目の前の仕事や育児に精いっぱいであまり描けてはいませんが、子育てをしながらキャリアアップしている先輩たちが身近にいて、いろいろな働き方・生き方があるということを感じています。

大橋:4月に異動して、まだまだ知識や経験が不足していますが、来年度も各種制度の変更が多く予定されており、しっかり対応できるように引き続き知識を深めて活いきたいです。また、育休や時短の制度をこれから使う人に対しては、自分の経験をもとにサポートしてあげられる人になりたいと思います。

吉住:当面の目標は、一級建築士の資格取得です。私の知らない資格もたくさんあるので、ほかの資格にもチャレンジしたいなと思っています。まずは少しでも早く仕事に慣れて周りからの信頼を得られるように頑張りたいですし、私も技術系女性社員の良きロールモデルとなれるように仕事もプライベートも全力で取り組みたいと思います!

※掲載している内容は取材時点のものであり、所属・組織名が現在の名称と異なる場合があります。