泊発電所
機械保修課
斎藤 輝
高校卒業[機械系]2012年入社
志望動機
私の祖父や父親が工場で働いている姿を幼い頃から見て育ち、将来は立派なエンジニアになることが昔からの夢でした。その中で、私が生まれ育った北海道の地で電力の安定供給という「当たり前」を守る当社の信念とエンジニア達の使命感に魅力を感じました。
福島第一原子力発電所の事故後、電力業界を取り巻く環境が大きく変化していることは想定していましたが、それでも一人のエンジニアとして「北海道の皆様の生活を守る」という誇りを持って仕事をすることができる会社であると思い、入社を決意しました。
所属部門と仕事内容
私が所属する泊発電所 機械保修課は、発電所内の機械設備に係る保守・運用・管理を行う部署です。
その中で私は、発電機を回すための蒸気タービン設備や発電所内で発生する放射性廃棄物の処理設備を担当しています。工事の計画を立てて予算化し、協力会社に工事を発注するなどの机上業務をはじめ、工事着手後は現場へ出向き、発注した工事が品質要求通りに施工されていることをチェックします。設備に不具合の兆候が見つかった場合は早めに処置を行い、設備が常に良好なコンディションを保てるように心掛けています。
また、現在、泊発電所は、新規制基準の適合に向けて様々な工事を実施しています。私は、屋外に設置される大型貯水タンクの耐震化工事を担当し、発電所の再稼働に向けて日々精力的に取組んでいます。
仕事のやりがいや面白さ、今後の目標
大型貯水タンクの耐震化工事では、神戸にあるメーカーの工場で製作したタンクを泊発電所まで船で輸送しました。途中三度の台風に見舞われ、その度に最寄りの港に停泊を繰り返したことで、どんどん工程がずれ込んだ時には気持ちもネガティブになりましたが、何とか無事発電所に到着しました。
この大型貯水タンクは、直径と高さが共に十数メートル、重量も百七十トンを超え、発電所が運転を開始した以降では構内を運搬する最も大型の機器でありました。
運搬にあたっては、隣接する建物や構造物との距離を計算したり、道路幅や勾配などいろいろな制約がありましたが、関係者と一丸となって一つ一つ課題をクリアしてきました。
事前準備に多くの時間を掛けてきましたので、無事にタンクが設置できた瞬間は達成感と安堵感で一杯になりました。
キャリアパス
- 入社~現在
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泊発電所 機械保修課
- 1年目
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定期的に受講する集合教育で発電所全般の系統構成、仕組みについて学習し、職場では日々
の仕事を通じて、上司・先輩の指導や社内教育プログラムに沿って業務の基礎を学ぶ。
- 2年目
- 直属の後輩ができ、指導する立場となることで自身の成長にも繋がっていることを実感する。
- 3~6年目
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蒸気タービン設備をはじめとした複数の設備を担当し、工事対応業務に従事する。
工事経験をとおして知識の幅が広がり、業務の進め方に関するノウハウが身につく。
- 7年目~
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現在実施中の大型貯水タンクの耐震化工事に従事し、自身初めての大規模工事でモチベーションもアップ。
一日のスケジュール(例)
- 8:40
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始業
メールチェック、当日対応事項およびスケジュールの確認
- 9:00
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机上業務
工事検討、発注資料の作成
工事計画に関する方針書の作成 等
- 11:00
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打合せ
工事実施に関する関係箇所との調整(工事実施に伴う干渉等が無いかの確認等)、工事スケジュールの認識を共有。打合せ後は備忘のため議事録を作成します。。
- 12:00
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昼食
弁当を持参することが多いですが、事務所内には売店や食堂もありますのでそちらを利用することもあります。
- 14:00
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現場対応
工事中の現場は安全最優先です。危険なポイントが潜んでいないか協力会社と一緒に確認し合います。また、工事の進捗状況を確認したり要求通りの品質で施工されているか、立会って現物を確認したり記録をもとにチェックします。
- 16:00
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机上業務
当日の業務内容を整理し、やり残し業務の処理や翌日以降の業務内容およびスケジュールの確認を行う。
- 17:20
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終業
通勤バスで帰宅します。業務完了の期限が迫っている場合や急遽対応が必要な業務がある場合は残業することもあります。
オフタイム・休日の過ごし方
アフター5は、自宅でリラックスしていることが多いですが、妻の実家で可愛い甥っ子と遊ぶことが楽しみの一つです。
休日は、高校時代からやっているラグビーや、社会人になってから始めたゴルフ、冬には近くにスキー場(ニセコ等)がたくさんあるのでスノーボードをする等、体を動かすことが多いです。もちろん妻との時間も大切にしドライブや温泉めぐりをしながら、日頃の疲れを癒しています。
※掲載している内容は取材時点のものであり、所属・組織名が現在の名称と異なる場合があります。