部門紹介

土木部

土木部は、水力・火力発電を中心とした電源開発や発電・流通設備など建物の建設、維持管理などを通じ、電力安定供給の一翼を担っています。また、会社や時代のニーズを的確に捉え、高度な土木建築技術を活用し各部門と協力して、地域社会の期待にこたえ、北海道の発展に貢献しています。

  1. 電源開発:発電所建設に関する調査・計画・設計など、プロジェクトの主軸となって電源開発を進めています。
  2. 設備の建設・維持管理:土木部門は電源開発計画に沿った建設プロジェクトの実施(後述)や、火力発電所の取放水設備(蒸気を冷却するための水を循環させる土木構造物)、桟橋や護岸を含む港湾設備などの維持管理を行っています。建築部門は変電所や業務施設の建設、全道に分散する約2,800棟の建物の維持管理を行っています。また、ICTを活用した維持管理技術の高度化を進めています。
  3. 建物・土木構造物の耐震評価等:北海道胆振東部地震を踏まえた大規模地震リスクに対する火力発電所土木・建築設備の耐震評価および対応策の検討を行っています。また、建物および土木構造物の耐震性や自然災害リスク(地震、津波、火山)について、最新の知見により評価、対策の検討を行っています。
  4. 広範な業務領域:国内外の再生可能エネルギー発電事業(洋上風力、既設水力の再開発、海外水力など)、エネルギーソリューション事業(事業領域の拡大、ESPやVPPなど)、都市ガス事業、猛禽類を中心とした生態調査など、幅広い領域の業務で技術力を発揮しています。

近年の土木部門では、以下のプロジェクトを手掛けています。

  • 石狩湾新港に北海道電力初となるLNG(液化天然ガス)を燃料とする火力発電所の建設を進め、2019年2月に1号機の営業運転を開始しました。また、2020年10月には石狩LNG基地No.4LNGタンクの工事を完了しました。このタンクは容量23万キロリットルと国内最大級であり、使用したコンクリートには、苫東厚真火力発電所から発生する石炭灰を用いています。
  • 再生可能エネルギー拡大への取り組みとして、老朽化のため2021年7月に廃止とした上岩松水力発電所1号機(20,000kW)の既設設備を極力活用し、新たに新得発電所(23,100kW)として2022年6月に運転を開始しました。

なお、土木部は、上記のように業務内容が広範囲であり、社内の多くの部門との様々な関わりや社外機関(学協会、学識者経験者など)との繋がりが深いです。土木・建築分野に加え、地質・地質構造、火山事象などの評価、自然リスク対応などの業務に対し、幅広い分野の技術者を求めています。

  • 石狩湾新港発電所

  • 施工中の新得発電所

  • 水力発電所計画地点の現地調査

この部署で働く社員

  • 土木部建築エンジニアリンググループ

  • 土木部
    土木エンジニアリンググループ

  • 旭川水力センター
    名寄土木課

  • 土木部
    建築センター