部門紹介
配電部
-
配電部門では、変電所からの電気を住宅・商店・ビル・工場などのお客さまに送り届けるための配電設備(電柱・電線・変圧器・開閉器など)の建設・運用・保守に係る業務を行っており、配電設備を建設するための工事設計、電気を効率よくお客さまに届けるための配電ネットワークの運用、配電設備の外観など目視で観察する巡視・配電設備の機能の良否や異常の有無を調査する点検・管理、お客さま設備の調査などを行います。また、電柱からお客さまの建物まで電気を送る引込線やお客さまの建物に施設しているメーター(電力量計)も配電部門で管理しており、お客さまと直接対応する業務が多いのも特徴となっています。
台風や低気圧などの自然災害などにより停電が発生した際は、配電指令室から配電自動化システムを用いて迅速に停電エリアの縮小を図り、現地に出動した社員が停電箇所の探査を行い、被害設備の改修、停電の早期解消に努めています。被害の状況に応じて、高圧移動発電機車で出動して応急送電を行う場合もあり、北海道内はもとより、これまでに東日本大震災(2011年)や熊本地震(2016年)のほか、2019年9月に発生した台風15号では、配電部門の社員延べ180名が千葉県に向かい、北海道から搬送した発電機車20台を稼動させ停電の解消を図っています。
近年、再生可能エネルギーの普及により、配電ネットワークへの太陽光発電などの接続が大幅に増加しています。接続にあたっては、必要な設備の対策工事を行うとともに、複雑化する配電ネットワークの管理・運用技術の高度化に向けた技術開発にも取り組んでいます。また、全道の事業所にドローンを配備して、配電設備の巡視や点検におけるドローンの活用についても取り組みを進めています。
-
-