多角的な視点に立ち、
スケールの大きな仕事に尽力する。
火力部
燃料室燃料第1グループ
猪狩 立也
大学卒業[経済系]2011年入社
入社動機
自分が生まれ育った北海道、そこで生活する道民の皆さまの暮らしに貢献できる仕事をしたいと考え、当社を志望しました。
また、就職活動中に出会った当社の社員が、「ライフラインである電気を365日昼夜問わず安定供給し続けることが使命であり、その使命に向け全社員が取り組んでいる」と力強く述べていた姿に感銘を受けたことが入社の決め手でした。
入社後は、私も安定供給の一端を担っているという気概を持って業務に取り組んでいます。
所属部門と仕事内容
火力部燃料室では、火力発電所の燃料となる石炭、石油、LNG(液化天然ガス)の調達・管理を行っています。その中で私は、発電だけでなく、当社の新規事業でもあるガス供給事業にも使われるLNGの調達を担当しています。
LNGの調達は、価格の優位性だけでなく、調達の柔軟性や供給安定性など、多角的な視点に立ち、最適な調達先を選定する必要があります。
そのため、ニュースや情報誌などからLNG関連の情報収集を行うとともに、LNG供給者や商社などの業界関係者とも接点を持ち、情報収集のアンテナを高く張り、業務を行っています。
またLNGの価格は、原油価格にも左右される側面があるため、中東情勢を中心に世界の原油需給を左右する要因についても注視しています。
仕事のやりがいや面白さ、今後の目標
燃料調達の仕事では、海外から燃料を調達するというスケールの大きさにやりがいを感じます。2018年8月に当社初となるLNG受入に伴いLNG船が石狩LNG基地に到着しましたが、その仕事に携わることができたことは貴重な経験となりました。
また、北海道という地に暮らしながらも、海外のLNG供給者や商社の方と情報交換ができ、世界に視野を向けながら、自身のスキルアップができる環境にあることもやりがいに繋がっています。
昨今、電力の自由化や再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、電力需要の見通しが難しい中、硬直的と言われるLNGの契約にも調達の柔軟性を織り込むことで、発電所の稼働状況に合わせた最適なタイミングで調達ができるよう、検討を進めていきたいと考えています。
思い出に残っているエピソード
LNG売買契約締結に向けた調達先との協議が思い出に残っています。
調達先とは、基本合意書の締結後1年半をかけて、さまざまな契約条件について協議を行いました。時にはお互いの主張がぶつかり合い、着地点を見つけることが難しいのでは、と感じたこともありました。しかし上司や先輩方の力を借りながら相手先と膝と膝をつき合わせて何度も協議し、最終的にお互いが納得した上で合意。その瞬間は、今まで味わったことのない達成感を得られました。
キャリアパス
- 入社~2年目
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釧路支店契約サービスグループ(現:釧路支社販売グループ)
大口のお客さまの契約締結やコンサルティング業務を担当。初めて契約締結に携ったお客さまの店舗に電気が供給された瞬間は、今でも鮮明に覚えています。また、入社2年目の2012年から再生可能エネルギーの固定価格買取制度が始まり、釧路は全国の中でも太陽光発電を行うのに屈指の好条件を備えていたため、多くの案件に携わりました。
- 3~4年目
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札幌東支社お客さまセンター(現:札幌東ネットワークセンターお客さまサービス課)
一般のお客さまを対象にした電気の契約受付や窓口での電気料金の受け取り業務を担当。札幌東支社は、札幌市内の事業所の中でも管轄が広く、顧客数が多い事業所だったため、毎日さまざまな問い合わせをいただき、お客さまの生の声をお伺いすることができました。
- 5年目~
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燃料室燃料第1グループ
現在の業務に従事。
一日のスケジュール(例)
- 8:40
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始業
メールと本日の予定を確認します。
- 9:00
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情報収集
業界情報誌や新聞、商社などからの情報を基に、LNGの需給状況を確認します。
- 11:00
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調達方針検討
今後の調達計画の検討や調達先との契約協議に向け、燃料室内で調達方針を検討します。自分の考えを論理的に伝えるとともに代替案も複数用意します。
- 12:00
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ランチ
普段はお弁当を食べますが、たまに街中グルメを楽しみます。
- 13:00
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協議
LNGの供給者と契約条件について協議を行います。当社の言い分ばかりを伝えても交渉は前には進みません。長い付き合いになる相手先とは、お互い納得するまで協議を行います。
- 16:00
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契約合意・協議記録の作成
3時間に及ぶ協議の末LNGの供給者と契約合意。その協議内容を忘れないうちに協議記録として纏めます。正確な記録を残すことで、担当者が変わっても、協議内容を円滑に引継いでいくことができます。
- 17:20
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終業(必要に応じ残業)
オフタイム・休日の過ごし方
オフタイムは職場の同僚や学生時代の友人と食事に行くことが多いです。北海道には海鮮はもちろん、ラーメンやスープカレー、ジンギスカンなど、ご当地グルメがたくさんあります。ついつい食べ過ぎてしまい後悔することも…。
休日は地元のサッカーチームであるコンサドーレ札幌を応援しに行くこともあります。
※掲載している内容は取材時点のものであり、所属・組織名が現在の名称と異なる場合があります。